2016年の名盤『Blonde』以来、ファンが首を長くして待ち望んでいたFrank Oceanの新作。
ついに新たな動きが見え始めた。
New York Timesが『Blonde』の名プロデューサー、Michael Uzowuruを特集した記事で、Frank Oceanとの新プロジェクトの存在が明らかになった。
記事によれば、二人は最近マイアミで新曲制作に取り組んでいるという。
Uzowuruは『Blonde』の代表曲「Nights」を手掛けたロサンゼルス出身のミュージシャン。
彼は『Blonde』だけでなく、ビジュアルアルバム『Endless』にも携わり、その後も「Chanel」や「In My Room」でFrankと再タッグを組んでいる。
Frank自身もUzowuruを高く評価。
「Michaelは僕の芸術面での相談相手だ」と語り、彼とRick Rubinのおかげでスランプを脱したと明かした。
さらに「僕たちのキャリアはヒップホップの影響を受けているけど、Michaelの音楽的語彙は、僕たちが知り合ってから大きく成長した」と称賛した。
一方のUzowuruもFrankへの深い愛情を示した。
「彼は家族同然。仕事を超えた存在だ」と熱く語っている。
この新プロジェクトの詳細は不明だが、Uzowuruの経歴 – かつてのOdd Future所属、Beyoncé、SZA、Childish Gambinoとの仕事などを考えれば、期待は高まるばかりだ。
Frank Ocean自身は2020年の「Dear April」と「Cayendo」以来、表立った活動を控えていた。
昨年のコーチェラでは、新作について「今はない」と語り、ファンを焦らせた。
しかし、その後SNSで未発表曲のスニペットを公開するなど、新作への期待を煽る動きも見せている。
『Blonde』の8周年を前に、待望の後続作がついに姿を現しそうだ。
時が経つにつれ、『Blonde』の評価はさらに高まっている。
今年5月には、Billboard 200で34位まで再浮上し、2016年以来の最高位を記録。
その影響力は今も健在だ。
Frank Oceanの次なる一手に、音楽界が熱い視線を送っている。
